【開催中止】2020.06 kafkanako 個展『 6月の火葬 』
※誠に残念ではございますが新型コロナウイルスの影響により開催中止となりました。
浜辺の砂、海底に積もった残骸には、誰かの骨が混じっている。
骨の尖はあまりにも白い。
人の命は砂時計のようだが、私たちの砂時計は空っぽだ。
だから火葬を執り行おう。
彼女の白を闇に還すため。
展示会情報
会期:2020.06.18(木)~06.28(日) ※定休日:火、水(※調整中)
時間:13:00~18:30(最終日は17:00まで)
会場:gallery hydrangea(東京 曳舟)
音楽:kafkanako
入場無料
展示コンセプト
私は作品を長期的に綺麗な状態で保存してほしいという気持ちがあまりない。
大切にしてほしいとは思うが、時間の経過によって劣化し朽ちていくことに意味があると考えている。
もっと言えば作品を創り壊す行為まで含めて完成だと感じている。
生まれて死ぬ。それこそ命だ。
ただ乱暴に壊すのではなく、葬儀のように儀式を通して祈る。
6月は母の誕生月。逆さまにすれば、9月は母の命月。人の命は砂時計のようだ。
母は亡くなったら骨を海に撒いてほしいと言っていたが、浜辺の砂にはどれだけの骨が打ち寄せてはさらわれているのだろう。
海底にはどれだけの命が積もっているのだろう。
「6月の火葬」を通して、私たちは空っぽの砂時計を満たしていく。
作家プロフィール
Artist kafkanako / カフカな子
Twitter:@kafkanako
instagram:@kafkanako
2017年の1月に頭蓋骨に穴を開け脳の手術をする。その後5年ぶりに制作を再開。2019年夏に心臓病が発覚。
作家活動のほか、企画、キュレーションも行う。ギャラリー開業を目指す。
○ statement
生と死、夢と現実など、無意識の世界や、心の〝傷〟が表す記号を意識的に操作し、技法や手法にとらわれることなく制作することで、鑑賞者に生きるための致命傷を与えたい。
○ solo exhibition
2017 「3cmの空虚論」新宿眼科画廊 (Tokyo)
2018 「ニーナ」新宿眼科画廊 (Tokyo)
「羊水で溺れる/棺桶で目覚める」懐美館 (Tokyo)
「blue blue blue」新宿眼科画廊 (Tokyo)
「HOSTEL F」Aquvii (Tokyo)
2019 「距離をおいて、やさしく僕を我慢して」Room_412 (Tokyo)
「KINDER RAUM」にじ画廊 (Tokyo)
○ group exhibition
2018 「SICF19」青山spiral (Tokyo)
2019 「narrative」Room_412 (Tokyo)
「未完性のエンドロール」新宿眼科画廊 (Tokyo)
「sterilizing room」gallery hydrangea (Tokyo)
2020 「メアリーの部屋」MASATAKA CONTEMPORARY (Tokyo)
「反額装芸術市2020」Gallery幻 (Tokyo)
「Little Creatures展 -雛祭り-」parabolica-bis (Tokyo)
ご高覧の程、何卒よろしくお願致します。
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