【開催中止】2020.05 雛菜雛子キュレーション特別企画展 『 處女美術館Ⅱ 』

※誠に残念ではございますが新型コロナウイルスの影響により開催中止となりました。

延期開催時期は未定ですが確定しましたらご報告致します。

2020年5月に当ギャラリーにて美術家 雛菜雛子さんキュレーションによる特別企画展を開催致します。

 

深い森の奥の廃美術館に「美しくも儚い少女」をテーマにした7名の美術家達による作品が集います。

 

美しい少女達が内に秘める暗黒の側面を様々なジャンルや技法で表現します。

 

物憂げな少女たちの美しくも儚い物語を是非ご高覧頂きたく存じます。

  


 

展示会情報

 

会期:2020.05.28(木)~06.01(月) ※5日間開催(※調整中)


時間:13:00~18:30(最終日は17:00まで)

 

会場:gallery hydrangea(東京 曳舟)

 

音楽:谷地村 啓 (作曲家)

 

入場無料

 


 

作家プロフィール

 

現代美術作家/油彩画家 雛菜 雛子(ひなな ひなこ)

 

雛菜雛子は、少女の内側に潜んだ暗黒面、自慰的な死、ナルシシズムなど、儚げな闇の世界を「癒し」として描いてきました。

まぶしすぎる光だけでは成しえない、暗くよどんだ闇に身を浸すことでしか得られない癒し。その闇を必要とする人々に作品を届けるのが、雛菜雛子の背負った宿命です。

この独自の作風は国内だけでなく、アメリカのカルチャー誌「VICE」が運営するフェミニズム特化サイト「Broadly.」やファッション誌「GLAMOUR」のドイツ版で取り上げられるなど、海外からも他に類のない女性作家として注目されています。

 

経歴

女子美術大学絵画科洋画専攻卒業

油彩画を中心に少女絵画、立体、インスタレーション作品等を展開する。

 

2012年 「Entrance tnto...」(ヴァニラ画廊)

2013年 第1回ヴァニラ画廊大賞「ヴァニラ賞」受賞

     個展「ヒナコルメルと地下少女館・雛菜雛子展」(ヴァニラ画廊)

2017年 個展「ヒナコルメルお姫様王国・雛菜雛子展」/雛菜雛子ディレクションの特別企画展「處女美術館」(京都・ギャラリーgreen&garden)

2018年 個展「雛譚・雛菜雛子展」(ヴァニラ画廊)

2014-19年 グループ展「幻獣神話展」(Bunkamuraギャラリー/交通会館ゴールドサロン)

その他、グループ展、企画展等多数参加。

 

参考作品(雛菜 雛子)

 


 

人形作家 愛実(ayumi)

 

何処かに「生」を感じる人形をと思い制作しております。

相反するものが同居する人の形の世界に惹かれます。

何かを感じていただけたら幸いです。

 

経歴

2013年 個展「release」ヴァニラ画廊

2014年 「ima展」ホルベイン賞受賞

2017年 個展「LUST」ヴァニラ画廊

2018年 一体の人形と音楽のインスタレーション「薄月夜」参加 金沢21世紀美術館シアター21

     個展「愛実 人形展」 銀座奥野ビル306号室(スダ美容室)

     「文豪・泉鏡花×球体関節人形 ~迷宮、神隠し、魔界の女~」 弥生美術館

2019年 「新店舗オープン記念展」参加 人形の店ぼらん・どぉる

     「幻獣神話展Ⅵ」参加 東京交通会館B1ゴールドサロン

     第14回「人・形展」参加 丸善本店4階ギャラリー

     「田中流 球体関節人形写真集『Dolls ~瞳の奥の静かな微笑み』 出版記念展覧会」参加 ヴァニラ画廊

     「Merry Haunts Ball2」参加 MERRY ART GALLERY

  

参考作品(愛実)

  


 

現代美術作家 齋藤 杏奈(anna saito)

  

私のおおよそ10年来の制作テーマは、古代から中世における国内外のあらゆる図像や物語を引用し、その中の文化圏を越えた共通イメージを視覚化することで、人類にとっての原風景を探ることです。

個人的に気になったモティーフをコラージュし、現代社会で生きる私人である自分の視点織り交ぜ「だれもがどこかで見たことがあるような」既視感やノスタルジアを表現することに努めています。

場所と時代を越えた旅のような作品を追求しています。

 

経歴

福島県生まれ

2012年 女子美術大学絵画科洋画専攻卒業

2014年 女子美術大学大学院美術研究科修士課程美術専攻洋画 修了

主な展覧会

2010年「トーキョーワンダーウォール公募2010」入選(東京都現代美術館)

    「世界堂 第6回世界絵画大賞展」協賛者賞(伊研賞)受賞

2011年「TWS-Emerging 2011:168・169・170・171」出展(トーキョーワンダーサイト本

郷)

2013年「トーキョーワンダーシード2013」入選

    「上海 Shanghai Joshibi Art Gallery Award ドローイング コンペティション」入選

2014年「女子美スタイル2013 超少女(ULTRA GIRL)」選抜(東京都美術館)

    「第1回CAF賞」入選

    「アートアワードトーキョー丸の内2014」神谷幸江賞受賞

    「トーキョーワンダーウォール公募2014」入選

2015年「GOTH Dissection and Suture」ヴァニラ画廊(東京・銀座)

2016年「被災地からの発信 ふくしま3.11以降を描く」福島県立美術館

2018年 「新しいAIZUの美術展」会津稽古堂(福島・会津若松)

個展

2010年「adolescence end」ヲウチギャラリー(ニューヨーク)

    「untitled」ギャラリー銀座フォレスト(東京・銀座)

2014年 「禁猟 ~両性具有者の森~」ヴァニラ画廊(東京・銀座)

    「巨大な悪魔の背を下り、再び現世に誕生す。」gallery fu(神奈川・横浜)

2016年「ノスタルジア」gallery fu(神奈川・横浜)

2017年「ノスタルジア2|月と人獣」gallery fu(神奈川・横浜)

2018年「夜半の森」ギャラリー オル・テール(東京・京橋)

    「齋藤杏奈個展」gallery fu(神奈川・横浜)

    「ノスタルジア vol.3」gallery fu(神奈川・横浜)

2019年 「羊の夢」Galley Face to Face(東京・西荻窪)


グループ展

2017年「アートは『福笑い』」ガレリア青猫(東京・西荻窪)

    「Livingに飾りたい1枚の絵」gallery fu(神奈川・横浜)

    「Face to Face 向き合う顔展2」ガレリア青猫(東京・西荻窪)

    「カイカイ愉快な生き物図鑑」gallery fu(神奈川・横浜)

    「ガレリア青猫セレクション展|かおとすがた」ガレリア青猫(東京・西荻窪)

    「icons|私のアイコン展」ガレリア青猫(東京・西荻窪)

    「バリュープライス」いりや画廊(東京・上野)

2018年 「迷宮の悪夢」galley fu(神奈川・横浜)

    「innocent violence」ギャラリー懐美館(東京・代官山)

    「Tシャツ展」Galley Face to Face(東京・西荻窪)

    「gift」galley fu(神奈川・横浜)

2019年 「迷宮の悪夢2」galley fu(神奈川・横浜)

    「ミュージアミィ」ヒナコルメル マリア ギャラリー

他 出展多数

主に日本国内で制作・展示活動中

 

参考作品(齋藤 杏奈)

 


 

画家 空野 菜摘子(NATSUKO SORANO)

  

幼い頃に憧れたお人形やキャラクターにインスピレーションを受け、現実を生きる女性の生きづらさや力強さを絵画として表現している。


経歴

多摩美術大学絵画学科油画卒業

2014年 第2回ヴァニラ画廊大賞 ヴァニラ賞受賞

2015年 ヴァニラ画廊 個展「icon」開催

2019年 ヴァニラ画廊 個展「HEROINE」開催

  

参考作品(空野 菜摘子)

 


 

美術作家骨董商 マンタム(mantam)

 

朽ちていく事物の有様に惹かれそこからやがて

世界そのものが喪失して行く様や

死が本来抱擁する壮大な無。

そういったものに対しての幼い頃からの恐怖と愛着が多分私を突き動かしています。

私は死骸と残骸から世界を紡ぎあげますが

それは死から生を作り出そうという思い上がりではなく死に対しての尊厳からよりよく死に関わりたいと願うものなのです。

つまり私の作る世界は死と隣合わせのものであって

それはやがて私の還るべき場所になるはずのものなのです。

死は無だがそれ故に全てを孕みやっと私を受け入れてくれる場所として認識出来るのです。


経歴

2010年始めての個展開催。

2011年チェコ大使館のチェコセンターでヤン・シュヴァンクマイエル トリビュート展を企画開催。

以後東京、宇都宮、大阪、名古屋、京都で多くの個展、企画展を開催。

暗黒舞踏小林嵯峨の舞台美術、

L'Arc~en~CielのHYDEのハロウィンジャンキーオーケストラPVに作品を提供。

歌手石川智晶と歌とインスターレーションによるコラボレーション。

伊東にあるまぼろし博覧会に村崎百郎館、未確認生物博覧会をプロデュース、設営。

東京コレクションにも作品を提供するなど幅広く活動している。

骨董商としては著者「ガラクタからたから」晶文社があり作家としては

作品集「鳥の王」がある。

鳥の王にはヤン・シュヴァンクマイエル氏より

マンタム氏の作品を観ていると蝙蝠傘とミシンが手術台の上で素晴らしい出会いをするというロートレアモン伯爵の名句から飛び出したオブジェとしか思えない、という言葉を贈られている。

 

参考作品(マンタム)

 


 

画家 宮本 香那(Kana Miyamoto)

 

人の心の動きに興味があり、過去の記憶や日常の中で感じることを拾い集め絵にしている。

絵を描くことはお人形遊びのようで、女の子たちに私が作る物語を演じてもらっているのだ。

彼女たちは絵の中では狂っていても、火をつけても、暴力を振るっても、血を流していても咎められない。

私はあまくてわるい自由な女の子たちを描くことで救われている。

 

経歴

1991 北海道生まれ


個展

2012「考えすぎて」Gallery Newstar、北海道

2013「あの子はね、」TOOV cafe、北海道

  「おいしいいのち」大丸藤井セントラル、北海道

2014「イケナイコ」ギャラリィ亞廊、福岡

2015「お肉ちゃん」Galerie Or・Terre、東京

2018「お砂糖倶楽部」DESIGN FESTA GALLERY、東京

2019「ひみつはまもれない」吉野純粋蜂蜜店のギャラリー、東京


グループ展

2012「KK展」necco、kohze、北海道

2013「友ダチノ友ダチノハナシ」ギャラリー犬養、北海道

  「少女採集vol.05 」ギャラリィ亞廊、福岡

2014「PLANET JAM」MASATAKA CONTEMPORARY、東京

  「新世紀少女宣言」Bunkamura Gallery、東京

2015「少女採集 vol.06」ギャラリィ亞廊、福岡

  「少女乃夢 sadistic dreams」gallery green&garden、京都

2017「蕾たちについて物語る、14のエピソード-post perspective kid-」gallery green&garden、京都

2018「迷想と恍惚~甘い香りのする逸脱者たち~」gallery green&garden、京都

2019「未完性のエンドロール」新宿眼科画廊、東京

   「ephemeral~少女たちの領域 2019」みうらじろうギャラリー、東京

2020 「FACES and HEADS 2020」みうらじろうギャラリー、東京

 

参考作品(宮本 香那)

 


 

美術家 山口 友里(Yuri Yamaguchi)

 

以前、資生堂マジョリカマジョルカというブランドの美術デザインを10年以上にわたり担当していました。

「美しくなるためには手段を選ばない。」

そんな少女たちの尽きることのない欲望を形にし続けた日々でした。

その経験を積む中で、私の世界観は強く固まっていったように思います。

私が愛するのは、少女や動物達が奏でる寓話的世界。

けれどただ可愛いだけでは満足できない。

可愛いさの中に潜むギリギリの毒っぽさ、奇妙な記憶、白昼夢。

遠慮なんかいらない。

欲望に忠実に。欲望にわがままであれ。

それが私の作品からのメッセージです。

 

経歴

東京都生まれ

2003 スタイリスト、美術デザイナーとして活動

2013頃 独学で人形やオブジェを作り始める

2015 四谷シモン氏に師事 球体関節人形を本格的に作り始める

2019 丸美鈴氏にビスクドールを師事


展示

2017 ベラドンナアート展 東京都美術館

    エコールドシモン人形展 ストライプハウスギャラリー

    個展 寓話ラプソディ 霧とリボン

    マリーアントワネットの宝石箱事件展 霧とリボン

2018 エコールドシモン人形展 ストライプハウスギャラリー

    迷宮の悪夢展 gallery fu

    ヴァンパイアの目録展 霧とリボン

2019 エコールドシモン人形展 ストライプハウスギャラリー

    迷宮の悪夢展 gallery fu

    ワークショップ 寓話サロン 霧とリボン

    ホームズパスティーシュ展 霧とリボン

2020 リトルクリーチャーズ展 パラボリカ・ビス

    エコールドシモン人形展 ストライプハウスギャラリー

 

参考作品(山口 友里)

 


 

会場楽曲

 

曲名 Abbieannia 7(アビエニア セブン)

 

コンセプト

ヘンリー・ダーガーによる小説「非現実の王国で」に登場する7人の少女戦士、ヴィヴィアンガールズ姉妹をサウンドに変換。

それらのサウンドを7つのモチーフとして作曲した。

 

作曲家 谷地村 啓(やちむら けい)

 

東邦音楽大学作曲科を卒業後、2013年までバンド「アーバンギャルド」にて作・編曲、キーボードを担当。

現在はフリーで作・編曲家、DJとして活動中。

ニッチで斜め上なミュージシャンや音楽を紹介するイベント「DJサロン」を主催。

 


 

以上、ご高覧の程よろしくお願い致します。


 

gallery hydrangea(ギャラリー ハイドランジア)

新着情報をお届け致します。