2024.11 キムラ アサギ 個展 『 とおいところで生まれるために 』
「 シーネ 」(2024)
2024年11月、当ギャラリーにて画家 キムラアサギさんの個展を開催致します。
そこには曖昧な何かが確かに存在しています。
触れることは叶わずともその存在が温かく優しい記憶を宿していることがわかります。
遠いところで生まれる者達の物語を是非ご高覧頂きたく存じます。
展示会情報
会期:2024.11.14(木) ~ 11.18(月) ※5日間の開催です
時間:13:00 ~ 18:30(最終日は17:00まで)
会場:gallery hydrangea(東京 曳舟) Access
音楽:kosaka to-ru(https://ksk-03.wixsite.com/kosaka-to-ru)
入場無料
展示コンセプト
忘れた尾の まだない羽の
ほのかな影を箱庭に置き
さなぎのように耳を傾けて待つ
とおいところで生まれるために
曖昧な姿を探る時、それぞれの姿に寄り添う影は存在の証であり、それらは絶えず光にふれていることに気付きます。
未知の郷愁や遠い隣人たちの気配を含みながら巡る光は孤独や空虚をも等しく包み、互いの輪郭を灯し合うことができると信じています。
作家プロフィール
画家 キムラ アサギ / Asagi Kimura
あわいに佇む仄かなもの。未分化な幼生の視点。
主にアクリル絵具を用い、問いかけるように、問われるように描いています。
経歴:
岩手県生まれ
-個展-
2014 『ふたりのカムパネルラ』クラムボン
2015 『ミルク色の薬箱』六分儀
2017 『ハオト』クラムボン
2021 『ほとりにねむる』ギャラリー彩園子II
アートクラフトユニット 木羊日(mokuyoubi) としても活動
2008-2019,2022-2023『木羊日展』盛久ギャラリー
-グループ展-
2015-2024『F0公募展 ミニアチュールzero』彩画堂S-SPACE
2020 岩手芸術祭美術展現代美術部門 芸術祭賞
『アートフェスタいわて2020』岩手県立美術館 (以上、岩手県盛岡市)
gallery hydrangea 企画公募グループ展
2021『 祈りの礎 』『 仄暗く湿った森で 』『 猫が眠る街』
2022『 冬に囚われて』『 いきるものたち 』『 ヴァニタスの寓話 』『 月の砂塵 』
2023『 泡のように 』『 Float Fragile Forest 』
2024『 月夜の鳥 』
他、グループ展やアート・クラフト系イベントに多数参加
参考作品『 ほおずり 』(2022)
参考作品『 おかえり 』(2022)
楽曲アーティスト
作曲家 kosaka to-ru / 小坂 透
距離と関係性を主なテーマに制作する。
作品の範囲を物自体で完結させず、会場にもうけたルールや音などと関係させ、空間全体に広げて捉えている。
また2019年より、同居人と「生活ユニットもみのき」を結成。
生活をしながら、ひとりとふたりの中間の距離感で、何かを一緒につくろうとする。
会場にて新作アルバムを展示販売致します。
~ t e r r i t o r y ~
5曲 31分
2024/11/14 リリース
¥1,200 (税込)
「いきもの」と「すみか」について考えながら、それらを象っていくように音をのせていきました。
私事で、安定していた生活拠点を離れたこと、迷っていた命を保護できなかったこと。
喉の詰まりのように考え続けている、いまだ居所が脅かされている立場にある者たちのこと。
ときたま逃げるように空想する、まだここにいない生き物と暮らす時間のこと。
そうした現実と非現実との行来が、この作品の骨になっています。
即効性はなくても、なにかしらの回答になると信じて、手を動かし続けています。
以上、
皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げております。
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