2023.11 airi maeyama 個展『 pipe dream 』
2023年11月に当ギャラリーにて画家 airi maeyamaさんの個展を開催致します。
扉を閉めた時、鑑賞者は現実世界から切り離されたことにまだ気付きません。
そして夢の断片を拾い集めるうちに深く沈み込み、現実に戻る事すら忘れてしまうのです。
深淵に沈みゆく非日常の夢物語を是非ご高覧頂きたく存じます。
展示会情報
会期:2023.11.23(木) ~ 11.27(月) ※5日間の開催です
時間:13:00 ~ 18:30(最終日は17:00まで)
会場:gallery hydrangea(東京 曳舟) Access
音楽:nih(https://www.tunecore.co.jp/artists/nih)
入場無料
展示コンセプト
pipe dream(パイプ ドリーム)とは、
夢想・幻想にふける、空想的・非現実的な考え、叶いそうもない夢、夢物語、とっぴな話、世まい言、儚い希望、という意味合いを持つ言葉です。
この言葉をそのまま額縁に閉じ込めたような作品は、作家自身のステートメントそのものといえます。
此処ではない何処か遠くへ行きたくなる時、
胸が苦しい日に見た夢の中でずっと浸っていたくなる時、
額縁の奥、作品の方へと空想に耽り、心地よく沈んでゆけるようにと想いを込めて描きました。
作家プロフィール
画家 airi maeyama
Instagram:@airi_maeyama
人体に植物が生え、物質や物体が繋がり、在るべき所に無く、本来別個体同士がひとつに融合し混ざり合う。
地に足はついている筈なのに、夢想的。
そんな独自の作風を通して、自分の内側にもつ「言葉だけでは表し難い、曖昧な感情や世界観」という心象風景を表現しています。
それは「曖昧さ」や「矛盾するもの」「普通(世間一般、大衆が定義づけしたもの)では無い何か」に対して受容れるという側面があると感じています。
人のもつ多面的な部分や、美醜、優劣、その他、比較という枠組みに囚われない『曖昧な世界観』は
後ろめたさの薄暗い部分は、在っても良いものなのだと受け容れる事に繋がると考え、それ故に「曖昧さ」を主体において描き続けているといえます。
「人物の顔(表情)を描きすぎない事で、作品自体の感情を明確にしない。」
という意図を持って描いております。
自身の表現している「曖昧さ」を追求する為であり、それと同時に
見る人によっての受け取り方、感じ方の余白を増やしたい事も理由の一つです。
作品自体のもつ感情、あるいは思考そのものとして描いています。
経歴
福岡出身、大阪在住。
2013年より福岡、大阪、東京にて
年に1~2回の定期的な個展開催を中心に、イベント参加などで活動中。
参考作品『熟れゆく果実』(2022)
参考作品『夢の浮橋』(2023)
楽曲アーティスト
nih( composer )
1997年生まれ。
19歳から作曲に触れる。
自ら拾い集めた日常の中に点在する音をsamplingしてピアノの旋律に重ねる手法でambientな楽曲を制作している。
緻密な計算で構成された楽曲は海の中で最後に耳にした音の記憶のように美しく儚げで、聴く者を非日常の世界へ誘う。
本展会場にて新作を展示致します。
new single 『 reminiscence 』
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