2021.04 Mari Shimizu doll exhibition 『 PURPLE MOON 』
(撮影 吉成 行夫)
2021年4月に当ギャラリーにて人形作家 清水 真理さんの個展を開催致します。
清水さんの退廃的な美しさを纏ったヒトガタには過去に抑圧された思念や物事が隠されています。
その世界観はゲスト作家の写真家 吉成 行夫さんの写真によってより深く広がってゆきます。
美しくも悲しき隠れキリシタンのルーツを辿る物語を是非ご高覧頂きたく存じます。
展示会情報
会期:2021.04.22(木) ~ 05.02(日) ※定休日:火、水
時間:13:00 ~ 18:30(最終日は17:00まで)
会場:gallery hydrangea(東京 曳舟) Access
入場無料
展示コンセプト
朽ち果てた大聖堂、
色褪せた紫の薔薇、
彷徨える幻獣の魂宿りし聖なる異形達。
精霊宿りて咲き誇る夜の花々。。
社会の抑圧の中で秘められた闇の中の願望や、時代とともに忘れ去られる滅びの美学など、隠れキリシタンをルーツとするコロニアル・バロック的世界観を解剖学的な胎内世界に投影し表現する清水真理の人形作品を、吉成行夫氏の新旧の写真作品とともに展示致します。
作家プロフィール
人形作家 清水 真理 / Mari Shimizu
1972年生。
多摩美術大学美術学部二部芸術学科映像コース卒業。
在学時より映像、人形制作開始。
バンドMUCCやSukekiyo、BSフジ「ブレイク前夜」出演。
2011~イタリアで展示、ロサンゼルス、台湾にて個展開催。
2015年 アゼルバイジャンの人形展Fujion doll に参加。
2015年蜂須賀健太郎監督の映画「アリス・イン・ドリームランド」に人形制作。
著書に「Miracle~奇跡~」「Wachtraum~白昼夢~」「Wonderland」(アトリエサード刊)
2016~2019年 横浜人形の家にて個展開催。
2014~2019年 愛媛県高畠華宵美術館にて展示。
フランス「Hey!magazine」スペイン「The guide artist」アメリカ「Japanese Gothic」ロシアの人形雑誌に作品掲載。
「不思議の国のアリス展」横浜そごう美術館他全国美術館を巡回。
中野大好きナカノさん制作。
2020年宝塚大学イラストレーション学科にて球体関節人形の講義を担当。
国際現代美術家協会(IMA)会員。
以上
ゲスト作家プロフィール
写真家 吉成 行夫 / Yukio Yoshinari
東京生まれ。
大学ならびにクリエイティブの専門学校を同時に卒業後、広告代理店、制作プロダクション、写真事務所を経て1984年に写真事務所イメージワークスyyを設立、現在に至る。
広告や雑誌の仕事では人物撮影を中心にして物撮りと風景撮影も。
また作家活動としてはダークファンタジーな人物撮影を続けている。
10数年前から何人かの球体関節人形作家との親交をきっかけに人形の撮影も多くなり個展なども開催。
現在は清水真理氏など世界観の一部を共有できるごく少数の人形作家に限定して人形撮影をしている。
(撮影 吉成 行夫)
以上ご高覧の程、宜しくお願い致します。
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