2021.02 YAMAMURA Mayuko Exhibition『 -鳥のかえる場所-』
(メインビジュアル 鳥の住み処 2020)
2021年2月に当ギャラリーにて画家 山村まゆ子さんの個展を開催致します。
山村さんが描く鳥の卵は今の世のあやふやな未来像と似ているような気がします。
始まりと終わりのどちらへ向かっているのか、繊細で脆く危うげな何かが潜んでいます。
緻密なインクの線の重なりによって表現される儚い物語を是非ご高覧頂きたく存じます。
展示会情報
会期:2021.02.18(木) ~ 02.28(日) ※定休日:火、水
時間:13:00 ~ 18:30(最終日は17:00まで)
会場:gallery hydrangea(東京 曳舟) Access
音楽:Ryogo Kobata (http://goomi.jp/rygk/)
入場無料
展示コンセプト
私の中はからっぽで、その空洞には鳥を飼っていた。
鳥は細かく丁寧に巣を作り、枯れ葉や枝でそこを埋め尽くした。
やがて鳥は飛びたって、帰らなかった。
巣の中に残った卵を、私はずっと抱いている。
孵るのか孵らないのか分からない卵だ。
それは生と死の可能性を同時に内包する。
私は待っている。ただ時が過ぎて何かが変わっていくのを。
鳥がかえるのを待っている。
作家プロフィール
画家 YAMAMURA Mayuko / 山村 まゆ子
一秒先は何も変わらないようなふりをして、
時の流れは確実にすべてを変えていく。
私が描くのは、物事が変化していくさなかの一時、儚いつかのまの形だ。
紙の上に線を引き重ねていくことは、時間を積み重ねていくことと同じだ。
そこに形を探すうちに、美しいものが現れればいい、と願う。
どうか美しく幸せであるように。
略歴
【個展】
2002年 ギャラリーイセヨシ(東京)
2003年 小野画廊Ⅱ(東京)
2004年 アートギャラリー環(東京)
2005年 デザインフェスタギャラリー(東京)
2006年 アートギャラリー環(東京)
2007年 青樺画廊(東京)
2008年 アートスペース88(東京)
小野画廊京橋(東京)
2010年 アートスペース88(東京)
2011年 アートギャラリー銀座(東京)
【グループ展】
2002年 上野の森美術館大賞展(上野の森美術館)
2005年 環展「人物ランド2005」(アートギャラリー環)
2007年 山村まゆ子・中島奈津子二人展(ガレリアプント)
2009年 FANTASTIC ART SHOW(Galleryやさしい予感)
幻想芸術展-巴里-(エスパスキュルチュレルベルタンポワレ・パリ)
2012年 第5回アーティクル賞入選者展覧会(ターナーギャラリー)
2013年 「ドローイングとは何か」第3回公募入賞・入選作品展(ギャルリー志門)
第2回宮本三郎記念デッサン大賞展(小松市立宮本三郎美術館・世田谷美術館分館)
2015年 「ドローイングとは何か」第5回公募入賞・入選作品展(ギャルリー志門)
2016年 「ドローイングとは何か」第6回公募入賞・入選作品展(ギャルリー志門)
2017年 第6回「ドローイングとは何か」展準大賞記念 山村まゆ子・吉浦眞琴 二人展(ギャルリー志門)
2018年 WALK THE LINE part4(ギャルリー志門)
2019年 紙の美術ART ON PAPER project01(北井画廊)
「鳥ノ巣ノ国」(gallery hydrangea)
【アートフェア】
2014年 神戸アートマルシェ
2018年 Affordable Art Fair Milan 2018
【賞歴】
2001年 エプソンカラーイメージングコンテスト2001(エプソン賞)
2002年 上野の森美術館大賞展(入選)
2012年 第5回アーティクル賞(入選)
第3回「ドローイングとは何か」展(入選)
2013年 第2回宮本三郎記念デッサン大賞展(入選)
2015年 第5回「ドローイングとは何か」展(入選)
2016年 第6回「ドローイングとは何か」展(準大賞)
2019年 アワガミ国際ミニプリント展(入選)
以上
会場楽曲アーティスト
Ryogo Kobata / 小畑亮吾
音楽家 / 作曲家 / ヴァイオリニスト
ヴァイオリン一梃弾き語り。
リアルタイムサンプリングを用いたプレイを得意とするストリングストロニカ音楽家。
映像や絵画、舞台、植物といった様々な分野とのコラボレーションやインプロビゼーションなど全環境型パフォーマンスを行う。
本展示会にて山村まゆ子さんとのコラボレーション楽曲をリリース。
会場にてCDを展示販売致します。
『Soundtrack for -鳥のかえる場所-』
1,羽根の波
2,上昇
3,予兆
4,存在の亡霊
5,渡り
6,巣の中で踊る
Music by 小畑亮吾
Artwork by YAMAMURA Mayuko
以上、
ご高覧の程よろしくお願い致します。
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