2020.12 生熊 奈央 個展『 境界探訪 』
「 Fragment sweeper 」(2020)
2020年12月に当ギャラリーにて版画家 生熊 奈央さんの個展を開催致します。
この世とあの世の境界がこの会場に生まれます。
それが入り口であるのか出口であるのかは境界を探訪した者だけが知ることが出来るのです。
緻密な銅版画によって表現される異界の物語を是非ご高覧頂きたく存じます。
展示会情報
会期:2020.12.17(木) ~ 12.27(日) ※定休日:火、水
時間:13:00 ~ 18:30(最終日は17:00まで)
会場:gallery hydrangea(東京 曳舟)
音楽:Oeil-ウイユ-(作曲家)
入場無料
展示コンセプト
現世と常世の境界に何かの欠片が沢山落ちていたので私はそれらを拾い集めた。
道に印をつけながら進んでいたが振り返るとそれらは無く、ただ薄暗い空間が広がっていた。
作家プロフィール
版画家 生熊 奈央(Nao Ikuma)
主に銅版画のエッチング技法で異界の風景を描いています。
1988年静岡県出身 静岡県在住
版画協会会員
2013年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻版画研究領域 修了
<個展>
2011、2012、2014、2015、2016、2017、2019年 ArtcomplexCenter(東京)
2014、2015、2017年 乙画廊(大阪)
2017、2018、2020年 アスタルテ書房(京都)
<賞歴>
2013年 第81回日本版画協会版画展 新人賞(立川賞) 受賞
2016年 第84回日本版画協会版画展 B部門奨励賞 受賞
2019年 アワガミ国際ミニプリント展 審査員賞(三木哲雄賞) 受賞
2019年 第87回日本版画協会版画展 準会員佳作賞 受賞
<その他>
2007年にホラー漫画家として商業誌デビュー。現在はほぼ活動停止中。
2018年「金沢湯涌創作の森」アーティストインレジデンスに参加。
楽曲アーティスト
作曲家 Oeil -ウイユ-
造花と廃墟を奏でる。
剥がれた内壁、壁の隅に積もる埃、湿気と空間に漂う黴の臭い
そこに置き去りにされたモノたちの心象風景を日々紡いでいます。
蝙蝠が好き。
甘党。
会場にて新作アルバムを展示販売致します。
~ Rêves et anatomie ~ (total time 39:30)
1. Asylum-檻
2. Couper et brûler-解体と焚書
3. Specimen de Melia-メリアの標本
4. Rêves et anatomie-夢の解剖
5. Cendres et suie-灰と煤
6. Poupée à rotule-球体関節人形
7. Un petit cauchemar-ささやかな悪夢 album ver.
8. Funérailles-水葬
9. Anatomia topografica-部分解剖模型
*. Fin de rêve-夢の終わり (ボーナストラック)
¥1,200(tax included)
【アルバムコンセプト】
水銀塩 虹彩 神経標本
遺された身体から響き渡る
朽腐を辿る解剖模型のように
それは音楽というには到底形容し難く とても歪で
けれど どこか懐かしさを孕んでいる
Infect anatomia
リュイシュは言った
「魂の器から 子守り歌が聴こえてくる。」と___。
以上、ご高覧の程よろしくお願い致します。
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